タメになる!屋根の部位「雨樋、鼻隠し、破風板」のご説明
皆様お見積りを取って専門用語が書いてあって分からないまま施工していませんか?どこの部分か分からない項目があると不安になりますよね?
「街の屋根やさん 彦根店」ではお客様がわかるようにお見積りの細かい内容や部位の説明を写真や一緒にお家を回ってご説明します!
ですが、屋根の専門的な用語を知っていると工事の説明を受ける際や説明する際に話がスムーズに進みますよね!
また、「それってどこだろう・・・」という不安も解消されます!
そこで、「雨樋」・「鼻隠し」・「破風板」をご紹介します!
始めにそれぞれの名称がどこの場所かをご説明します。・黄色に塗られた部分を「雨樋」と言います。・オレンジで塗られた部材を「鼻隠し」と言います。(「雨樋」が付いている辺にある横板状の部材)
・赤色で塗られた部材を「破風板」と言います。(「雨樋」のついていない辺で「への字」に見える板状の部材)
この雨樋、鼻隠し、破風板と軒天を「付帯部分」と呼ばれていて、外壁や屋根以外の箇所として塗装の際は分けて考えられます。
また、「鼻隠し」と「破風板」は似た場所にある為、区別のつかない方が多いかと思います。
実は、私もお家によって形が違ったりと最初区別がつかなくてどちらが「鼻隠し」でどちらが「破風板」か分からなかったです(T_T)泣
また、「軒天」・「ケラバ」の説明した記事もあるのでぜひご覧ください!!
では、それぞれの部位の説明をしていきますね!!
まずはじめに、「
雨樋」をご紹介します!
「
雨樋」に
は、屋根の雨を集めて地面に流す役割があります。大雨が降っても水があふれないように屋根の面積やそれぞれの地域の降水量を参考にして樋の大きさや取り付け場所を決めます。
もし軒先の雨樋がないと、軒先のあちらこちらから雨だれがおきてしまい、溝や水たまりが出来てしまったり、カーポートや植栽がだめになってしまったり、建物が汚れてしまったりコケやカビが生えやすくなり傷めてしまします。
さらに湿った木材は腐食しやすいので、湿気を好むシロアリの餌食にもなりやすいです。
一般的に雨樋の耐用年数は20~25年と言われています。
耐用年数が過ぎて強度が下がると少しの災害でも割れてしまったり、
写真のように歪んでしまったりと劣化症状が生じやすくなります。
外壁や屋根の塗り替え等のメンテナンスの際に、一緒に施工すると足場代等が1回分で済むので
現場調査の際に、一緒に施工が必要か見てもらうことをオススメします!
「少ししか歪んでないしこのくらい大丈夫かな」とこのままにしておくと雨だれが起きたり、
さらに悪化し雨漏れや建物が傷んでしまったりしてしまう可能性もあります。
雪や台風等の自然災害により雨樋が歪んでしまったり壊れてしまった際には、お早めの修理をオススメします。
また、雨樋は火災保険を使用して工事が出来る事が多いので一度業者にご連絡してみましょう!!
次に、「鼻隠し」をご紹介します!
「鼻隠し」とは、雨樋が付いている辺にある横板状の部材のことです。
簡単に言うと「雨樋」を取り付けている「板」の事です。
「鼻隠し」という名称は、垂木の先端を建築用語で「鼻先」と呼ばれていることから、「鼻隠し」と呼ばれています。
「鼻隠し」には、いくつかの役割があります。
1つ目は、美観をよくする役割があります。
ほとんどのお家の構造は、屋根の下地の野地板と垂木で出来ていますが、
木材が丸見えになってしまい見栄えが良くない為、「鼻隠し」で内部の木材を隠して見栄えをよくしています。
2つ目は、屋根の耐風性の役割があります。
屋根は、上から吹き付ける風に対しては強いのですが、横や下からの風には意外に弱いのです。
そこで「破風板」は横や下からの風が屋根の中に入り込むのを防ぐ役割があります。
さらに、激しい雨や台風の際の雨水が吹き込んでくるのも防止する役割もあります。
また、雨樋が付いていない側の「破風板」もほぼ同じ役割です。
3つ目は、雨樋の下地としての役割もあります。
雨樋の指示器具を取り付ける場所でもあり、雨樋の下地材の役目も果たしています。
最後に、「破風板」をご紹介します!
「破風板」とは、雨樋」のついていない辺で「への字」に見える板状の部材のことです。
「破風板」には大きく分けて3つの役割があります!
1つ目は、防風、防水の役割があります。
漢字に「風を破る板」とあるように、元々は屋根裏へ風の侵入を防ぐ為のものでした。
屋根は、上から吹き付ける風に対しては強いのですが、横や下からの風には意外に弱いのです。
そこで「破風板」は横や下からの風が屋根の中に入り込むのを防ぐ役割があります。
また、激しい雨や台風の際の雨水が吹き込んでくるのも防止する役割もあります。
2つ目は、防火の役割があります。
火災は下から上に燃えていきます。その際に、窓から炎が上がる事がよくあります。
その時、破風板がない一気に屋根裏まで炎が上がって燃えてしまします。
破風板があることによって炎が屋根裏まで到達するのを遅らせる役目があります。
その為、破風板には耐火性の高い素材の物を使用しています。
3つ目は、美観をよくする役割があります。
屋根の部分は垂木や桁(けた)などの木材で支えられています。
破風板がないと垂木や桁などの木材が丸見えになってしまい、見栄えが良くない為破風板で内部の木材を隠して見栄えをよくしています。
屋根の部位の「唐草」の説明も以前書きましたのでよかったらご覧ください!
屋根のことでお困りの方は、ご質問や御見積書は無料で行ってますのでお気軽に「街の屋根屋さん 彦根店」にお問合せ下さい!!
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